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ITパスポート試験の勉強方法について調べると、公式HPの試験の概要のコピペや参考書の紹介ばかりで結局勉強法がわからず、サイトを転々としてしまうことがあると思います。
この記事では冗長な情報や読者様が悩む要素を極力省き、明日からそのまま実践していただけるITパスポートの勉強スケジュールを載せています。
- IT未経験者の方
- 勉強法や参考書などに迷っている方
- 長期休暇などで短期的にITパスに合格したい方
- 毎日コツコツ頑張るのが苦手な方
上に該当する方には見る価値のあるものだと思います
それでは、本文へどうぞ。
使用する教材
使用する教材は、以下の2つになります。
(参考書については、試験年度のシラバスに準拠したものをしっかりと確認して購入しましょう!)
- 参考書:いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集
- 問題集:ITパスポート 絶対合格の問題集
問題集については、十分な量の演習を詰めることと参考書に準拠していて学習計画が立てやすいことからこちらのアプリを無料でインストールしていただければと思います。
参考書にはいろんな種類があって悩む方もいらっしゃると思いますが、基本的に書いてある内容はほとんど同じなので一番人気なものを買っておくのがいいと思われます。
参考書を選ぶ時間で1分でも早く勉強を始めた方がいいと思うので、まだ教材を揃えていない方はもうこの2つをすぐに用意しましょう!
この記事ではこれらの教材を前提にして話を進めますので、別の教材を使用している方は各自調整をお願いいたします。
勉強時間について
私が紹介するスケジュールの勉強時間は1日3時間程度を30日間で約90時間です。
少しハードですが長期休業中などに短期集中して取り組むことで記憶が抜け落ちる前に合格することができます。
またITパスポート試験の合格に必要な勉強時間は約150時間と言われており、一見勉強時間が足りないように感じてしまいますが、90時間でも十分合格できるはずです。
そもそも150時間というのは1.5時間の勉強を100日間続けなければいけないことを意味しますが、忙しい社会人の方が60%以上合格していることから、その数字は少し長く見過ぎのように感じます。
1ヶ月でITパスポート試験に合格するための勉強スケジュール
IT未経験の私がITパスポートに合格した時の勉強スケジュールを少し調整したものを紹介します。
高校レベルまでの数学などは理解していることを前提にしていますのでご注意ください。
また、このスケジュールは全ての方の合格を保証するものではありません。
1日目 試験を申し込む・勉強計画を立てる
まず試験を受ける前に、試験を申し込んでしまいましょう。
料金を支払い期限を設定することで逃げられない環境を作り、勉強せざるを得ない環境を作りましょう。
締め切り効果の力は意外とすごいものです。
試験日が確定したら次にやることは勉強計画です。
試験日から遡って本記事の勉強計画をカレンダーに書き記します。
全体像を把握することで今自分がどこにいるかがわかり、正しい方向に努力できます。
2〜4日目 インプット(ざっくり)
まず最初にやることは全体像を把握することです。
勉強を本格的に始める前に、自分が戦おうとしている相手を知りましょう。
以下のような手順で勉強を始めていきます。
- 試験の概要を調べる
- 教科書を最初から順番に読む(理解しなくても良い)
- 1章読み終わる毎に章末問題に取り組んでみる(解けなくてOK)
ちょうど3日分とっているので、2日目ストラテジ範囲、3日目マネジメント範囲、4日目テクノロジ範囲のように配分すると良いです。
5〜15日目 教科書精読+アプリ分野別演習
全体を見渡し終わったら、次は各分野ごとに詳しく内容を理解していきます。
教科書1章ごとに以下の手順で勉強していきます。
- 教科書を理解しながら読む(わからない分野があったら都度調べる)
- アプリで該当分野を解く
- 間違えた問題/まぐれで正解した問題にブックマークをつける
- ブックマークした問題を教科書を見ながら解く(教科書に付箋をつけておく)
全範囲について以上の手順が完了したら、あとはブックマークした問題を繰り返し勉強しましょう。
不正解の選択肢についてもしっかり用語の確認や間違いの理由を説明できるようにしましょう。
16〜18日目 再インプット
2〜4日目と同様のインプットを、もう一度行います。
苦手な範囲についてはより入念に確認しておきましょう。
分野ごとにバラバラに理解した知識をつなげることで、より深く知識を定着させます。
また、章末問題はどうせアプリの出題範囲と被るから解かなくてもOKです。
19〜23日目 アプリ年度別演習・分析
5〜15日目と同様の手順で、今度は年度に分けて勉強します。
- 1日2年分を目安に解き、1年分解き終わるごとに復習する
- 間違えた問題をブックマークし、教科書に付箋
- ストラテジ、マネジメント、テクノロジ、合計の点数をメモ帳などに記録しておく
アプリで3分野別の正解率が出るので、自分の苦手としている分野を分析することができます。
また、間違えた問題の範囲を参考書に貼っておくと、どの範囲が苦手なのか分かりやすくなります。
ここで軽く苦手分野の分析をしたら、最後の仕上げに入っていきます。
24〜26日目 弱点補強・セキュリティ範囲強化
年度別に学習し終わったら、弱点の補強・頻出範囲の強化を行なっていきます。
前工程での分析を元に、以下の優先順位で弱点を補強していきます。
- 3分野中アプリで最も得点率が低い科目
- 残りの2分野で参考書に付箋が多い章
- セキュリティ分野の章
参考書で該当範囲を理解し直し、アプリで該当範囲の問題を解きましょう。
3分野で1つでも30%を切ると試験に落ちてしまうので、最も低い分野でも余裕を持って6割は安定させましょう。
また付箋が多い範囲はその章の内容を理解していない可能性が高いので、YoutubeやGoogleで適宜検索しながらその分野の内容をしっかり理解しましょう。
さらに、上記の参考書によるとセキュリティ範囲の出題量はかなり多いそうなので、得意になるくらいまで勉強しておきましょう。
27〜29日目 最終確認・CBT練習
最後の3日間は、上で補強しきれなかった範囲と頻繁に間違えた問題の解き直しを中心に行なっていきましょう。
試験当日の受付後には参考書を見ることができないため、ここで苦手は完全に潰しておきましょう。
最終確認が終わったら、CBT方式の擬似体験ソフトウェアで試験に慣れておきましょう。
リンクは下のものです。
また、試験直前ということもあるので、勉強もあまりやりすぎずに健康に気を使いましょう。
30日目 試験当日
ついに試験本番です。
あとは実力を発揮するだけです。
自分より早く退出している人や未知の問題を見ても焦らず、自分のペースで問題を解いていきましょう。
試験が終了すると同時に画面に各分野と全体の得点が表示されます。
合格条件をこの時点で満たしていたらその時点でほぼ合格は確定です。
隙間時間を使おう
ITパスポートに合格するための勉強スケジュールを公開しましたが、暗記の要素が多いためこれだけでは不十分な可能性もあります。
電車に乗っている時間やカップラーメンを待っている数分の間に、教科書の付箋部分を読み直すかアプリのブックマークした問題を解き直しましょう。
基本的に問題の8割以上は用語問題なので、どんなに勉強が苦手な人でも繰り返し単語をチェックすれば合格点は安定するはずです。
全てを理解する必要はない
ITパス試験を挫折してしまう人にありがちなのが、難しい問題を解こうとしたり、全ての用語を完全に理解しようとしてしまうことです。
この試験はIT系資格のなかでも最も初歩的な資格であり、問題の多くを占める用語問題や簡単な計算問題をほぼ全て解ければ合格することができます。
難しい計算問題や、参考書に載っていない(常識で解ける問題は除く)問題は解かなくても合格条件(総合6割、各分野全て3割以上)に達することができるため、勉強は後回しにしてしまいましょう。
時間に余裕がある/さらに高得点を狙いたいあなたに
もし試験対策がスケジュールより早く終わり、年度別演習で7-8割で安定した点数が取れている場合には、以下のことをするとさらに得点upを狙うことができます。
- シラバスに新しく追加された用語を確認する
- 基本情報の参考書も読んでみる
問題演習中に出てきた身に覚えのない単語問題も謎に難しい計算問題も上のどちらかにあることが多いので時間に余裕がある人はチャレンジしてみてください。